運動会のシーズです。子供達が元気でハツラツと動いている姿を見るのはとても気持ちが良いです。運動会では多くの学校で敬老席があります。子供の時なんでわざわざ敬老席を作るのか不思議でした。大人になってわかりました。子供達から活躍する姿から元気がもらえるからです。そんな様子を写真やビデオにおさめるのは楽しいです。 大きくなった時の楽しみにもなります。できれば後で見る人が見やすい様に撮りたいものです。すこしこつを紹介します。
ビデオカメラを撮ろうとするとついついいろいろな場面を撮りたくてあっちを撮ったりこっちを撮ったりカメラを動かしてしまいます。 すると後で見たときにテレビの中の風景がグルグル動いてしまいます。
いわゆるビデオ酔いという状態です。
撮る対象が決まったら、頑張ってカメラを固定して、撮りたい子供に合わせて、カメラを水平(パン)にまたは垂直(チルト)を意識して出来る限りゆっくり動かします。
演技が終わった子供の表情や様子などカット撮りでとっておくのも良いです。一つの場面10秒から20秒のカットとして撮影します。その場面でもカメラは手でしっかり固定して動かさないようにします。
入場や演技、退場を意識してそれぞれ場面撮りをします。入場しているところで1場面、100m走ってゴールするところで当然1場面、着順して待っているところで1場面となるように映画監督になったつもりで、ここは引いたカット、ここは寄ったカット、このアングルで1カットと考えながらカットを意識してカメラの画角を意識して撮っておきます。撮り忘れ、急に良い場面もありますので、カメラはずっと回して撮影しておくのが安心です。
しかし、後で見たときの事、編集で使いたいカットと考えると、入場・演技・退場・演技後の表情など今どの「カット撮りを意識して撮影しているか」「カメラを固定して撮影撮影しているか」はとても有効です。
撮り忘れ、急に良い場面がある場合に備えてカメラを録画状態を維持しておくことは有効です。その反面無駄な時間を撮影することにもなります。場面撮り・カット撮りすることで、一つの場面場面を意識して撮影することになります。
万が一カメラエラーなどトラブルが発生した場合 1つのファイルに長時間撮影してあると撮影した物が全部無駄になることがあります。
カット撮りをしておけばその都度録画を止めるので、ファイルが演技毎、場面毎に複数できます。万が一カメラの故障の場合も今撮影中のファイルがダメになってもその前のカット撮りのファイルが残っていることがあります。
場面撮り、カット撮りのメリットかもしれません。
あらかじめ演技の内容を把握して、どのような場面をどのように撮影するか、映画監督になったつもりで意識して撮影するとファイルも複数できて、無駄なファイルを作らないので、後で見たときも見やすくなります。
カット撮り、場面撮りは有効な方法ですが録画ボタンの押し忘れという危険性があります。録画ボタンの押し忘れはは悲劇です。録画状態の確認はすべてに優先します。
録画状態の把握も意識しましょう。
ビデオカメラのズーム機能はとても楽しい機能なので使いたいです。最初にビデオを買ったときには便利で多用したりします。 しかしこれも後で見ると余り見やすくありません。大きく撮りたいものはあらかじめ近づいて撮るのが基本です。近づくと美しく撮れます。しかし運動会で演技の中に近づくわけにはいきませんからズームを使うことになります。撮影中になるべくズーム操作を入れないで、あらかじめ拡大してそこから場面撮りをしていくと見やすい映像になります。 どうしても拡大にしたい場合もありますが、どうしてもの目的を持ったズーム以外は、「引きのカット」と「寄りのカット」の2種類を意識して場面撮影すると見やすい映像になります。
行事の撮影はどうしても撮影対象から遠くなります。
仕方なく望遠(ズーム)を使うことになるのです。望遠レンズでとった子供の写真は宝物にしたくなるような良い写真になることがあります。望遠レンズは手元の小さなズレが大きなズレとなります。できれば3脚を使ってしっかり固定して撮ると後で見たときに落ち着いて見ることが出来ます。3脚がなければ1脚でも良いでしょう。1脚は不安定ですがそれでも無いより格段に増しです。10分、20分と時間が経つにつれて、カメラが1脚で固定されているありがたさがわかります。 また1脚は足を持ってカメラを上に持ち上げると人越しから撮影できるという便利さもあります。保護者生徒の後ろから撮ることの多い運動会ではとても有効な撮影手段となります
映像の見やすさは音声で印象がとても変わります。子供達の声を拾いたいのですが、当然近くに行くことができないので、きれいに音を拾うことが難しいです。特に風のある日の撮影は映像に風を切るボーボーとした音が入ってしまいます。マイクの特性として近くの音を大きく拾うので応援している近くの保護者の声ばかり入る事があります。 注意したいのは後で、家で見たら子供の失敗を「ああ~何やってるの、しょうが無いな」等非難するつぶやきや、失敗を笑うような声が入っていしまうことがあります。気を付けないとまずいことになります。少しでも遠くの声を拾うために外付けの指向性の強いマイクが有ると良いです。 外付けマイクは風よけのスポンジや毛で覆われた風よけがついてきます。音の良い映像は見ていて気落ちが良いです。
後から見たときお子様が誰々くんや何々さんも写っているととても見る気になります。また時にはプレゼントすることもできます。せっかくの撮影を少しでも見やすく撮影しましょう。撮影でなく子供の演技に集中したい時は誰かに撮影を頼むのも良いかもしれません。
映像や写真はその時の楽しいですが、年月が過ぎて何十年過ぎても記憶を呼び出すカギとなります。ぜひ撮影に挑戦してみてください。
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